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ロンドンのブラックキャブの原型は350年も前にさかのぼり、あの馬車の時代。個人タクシーが原則。ディーゼルエンジンでエコ・タクシーなのです。

350年の歴史があり、ロンドン・ブラックキャブのトリビアです

-- Black Cab in Londonの最終エピソード


(関田家のロンドン駐在日記 より)




black cab in london  black cab in london 1   black cab in london2

● ロンドンタクシーの原型は今から350年前へ

● ベンツはロンドンタクシーの基準に不合格

● ロンドンタクシーはトヨタのエンジン





【 ロンドンタクシーの原型は今から350年前にできた 】

ロンドンでは馬車の時代から個人営業の馬車タクシー(?)が数多く走っていた。

料金は御者(運転手)によりまちまちだった。

現在は市交通局(パブリック・キャリッジ・オフィス)が車両や料金のルールを定めている.

その原形ができたのは今からおよそ350年前のこと。

清教徒革命の指導者オリバー・クロムウェルが作ったと言われており、その時に料金も統一された。



【 ロンドンタクシーは個人タクシー、そして高い参入障壁 】

  

ロンドンのタクシーは基本的に個人タクシー(個人営業)だ。

タクシー運転手の数は約2万5000人。

ほとんどのドライバーが1人で1台の車両を保有していて、

現在の車両数は2万2000台ほどであり、ドライバー数、車両数ともに、

この数年はほとんど増減がないようだ。

タクシー車両はすべて規格を満たす専用車両になっており、かなりの高額である。

新車は3~4万ポンドする(500~700万円、中古は半額位、レンタルもある)。


ロンドンでは、難関の運転免許試験や高い車両コストという参入の障壁が高いことや、

個人営業であって常に高収入が約束されている業種とは言えないなどの影響もあり

容易にはタクシー市場への流入が起こらないようだ。

このためロンドンでは、

数量規制がないにもかかわらず、需要を大きく超えた供給過剰状態に至るまでの

無秩序な増加は起こっておらず、

返って過当競争からくるドライバーの収入の低下や運賃値下げ競争、

過労運転に至る長時間労働化のような社会的問題は起きていない。

 

【 ベンツはロンドンタクシーの基準を満たさない 】

ロンドンタクシーには二つのモデルがある。

昔ながらのオースチン型(LIT社製)と新しいメトロキャブ(メトロキャブ社製)だ。

欧州他国定番のベンツのタクシーは走っていない。

何故ベンツのタクシーが無いのだろうか。

その答えは、市交通局(パブリック・キャリッジ・オフィス)のルールにある。  



ルールによると、直径25フィート(約7.6メートル)以内で旋回出来なければならない。

これは結構厳しい条件だ。

今から100年ほど前、

サボイホテル正面玄関前の狭い道路でUターンできる車両のみがタクシーとして認可されたことによる。

客室の広さを規定するルールなどもあり、

オースチン型(LIT社製)とメトロキャブ(メトロキャブ社製)だけがロンドンタクシー車両条件を満たしている。



【 ロンドンタクシーはトヨタのエンジン 】



  LIT社製タクシーには日産のディーゼルエンジンが使われていたが、

排ガス基準に満たないため数年前にフォードエンジンに変更された。


メトロキャブにはトヨタのディーゼルエンジンが使われている。

欧州メーカーはディーゼルエンジンを得意としている。

日本とは違い、欧州ではディーゼルの方がガソリンよりもクリーンで環境に優しいというイメージが定着している。



驚くことに、ヨーロッパで販売されている乗用車の50%以上がディーゼル車なのだ。


確かに温暖化の原因とされるCO2排出量はディーゼルの方が少ない。

燃費が良いからだ。

一方、

排ガス規制の対象となっているNOx(窒素酸化物=光化学スモッグの原因)やパーティクル(すす)の排出量はディーゼルの方がはるかに多い。


そこを考慮して、ディーゼル規制値はガソリンより甘く設定されている。

欧州メーカーはCO2排出量が構造的に少ないディーゼルエンジンに

力を注いで開発してきた背景があるが、


そんな中で、ロンドン名物ブラックキャブにトヨタのディーゼルエンジンが使われているのは凄いことだ。


以上、Black Cab in London についてのトリビアでした。




(関田さんのロンドン駐在日記よりの抜粋)




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